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zoom RSS ムーミンはブルジョワだった

<<   作成日時 : 2007/02/02 12:58   >>

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 給食費滞納してる親って、きっと子供の頃クソまずい給食ムリヤリ食わされたうっぷんを、いまになって晴らしてるんだろうな。

 教育テレビの「地球ドラマチック」で、ムーミンと作者トーベヤンソンについてのフィンランド製作の記録番組を放送していて、とても興味深かった。
  ムーミンは最初、反ナチ雑誌の挿絵として描かれ、戦後は左翼雑誌に漫画連載されたけれども、ムーミン一家の生活がブルジョワ的だと批判され、打ち切られたという。英国で連載され、人気を博した漫画は、舞台化されることで、フィンランドでも大人気になった。日本でマンガ化されたさい、作者はクリスマスの場面をキリスト教的にしないようにとの、注文をつけたという。日本を視察するトーベヤンソンは山田洋次そっくりだった。
 ムーミンのテレビマンガはみていたはずだが、岸田今日子の声と主題歌のほかはまるで記憶にない。自分にとっては、『あの日のムーミン』という講談社から出たトーベヤンソンの漫画本こそが、もっとも深いムーミンの思い出だ。幼少期の本はたいがい捨ててしまったのだが、これだけは手元に置いてある。それだけの内容があり、いま読んでもじゅうぶん面白い。番組ではその本の一齣が映されたので、すっかり嬉しくなってしまった。あと地元で製作された人形アニメーションがあり、これはいまDVDでよういに見ることができ、とてもかわいらしく、精霊としてのムーミンをよりよく感じとることができる。
 『あの日のムーミン』では、生活改善運動を進める慈善事業家や、未開部族の指導員などがムーミン谷を訪れ、文化や資本主義を導入しようと試み、失敗にいたる物語が描かれている。ムーミン達の生活は、進歩思想やキリスト教的価値観とも無縁の、文化相対主義と汎神思想を持ったエコトピア的なものなのだ。それは画面にあふれるふしぎな生き物達や、コマ割りの線にも表現されている。ムーミンの生活がブルジョワ的だと思われたのは、むしろ「文明」の眼からみた、労働しない、怠惰な(なのに裕福な)未開人を連想させたのではないか。そしてもちろん、われわれは、邪悪な「文明」などより、ムーミン的社会に学ばなければならないのだ。少子化おおいに結構。やらなければいけないのは、中国やインドをふくめた、世界的規模での少子化の実現なのだ。
 かくして、今日も正義のシンフォニーが、私によって奏でられた。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
地球ドラマチックは、来年4月からはTBSが「悪魔の契約にサイン」の後継番組として放送するそうです。
杉田平和町
2008/12/09 18:58
そうなのですか。渡辺徹の語りは存続されるのでしょうか?
闘いうどん
2008/12/09 23:08

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