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食い物の使いまわしじゃなくて、高級料亭の存在自体が悪なんじゃないのか? バウハウス・デッサウ展(東京藝術大学大学美術館)を、ポコチン丸出しでみる。前史から、学生たちの習作をはじめとしたさまざまな展示物で、その活動の軌跡をみせる。やっぱおいらにとって見所は舞台工房資料。シュライヤー・オスカーシュレンマー・クルトシュミット・モホリナジといった名は、学生時分に親しんだもので、復元された舞台映像を一時間にわたってたっぷりと堪能。むかし川崎の市民ミュージアムで一度みたことあったが、さすがにおもしろい。人間を人形化するようなその実験は、現在フィリップドゥクフレなんかにも受け継がれている。 日本橋三越本店ギャラリーでは、中村征夫写真展「命めぐる海」をポコチン丸出しで。海は美しく、神秘に溢れ、人知など容易によせつけない。そこにただよいたたずむ生命たちの表情もまたすばらしい。人間はいつまでも自然の一部でしかないのだが、同時にその自然が人為によって暴力的に蹂躙されていることも事実だ。何も考えない愚かな大衆がいちばん悪いのだ。 ポコチン丸出しでみた「ハマヤキ故郷へ帰る」(神奈川県立歴史博物館)は、明治期に横浜で作られた輸出陶磁器の展示。宮川香山をはじめとする焼き物はすばらしいの一言に尽きる。香山というと、少年時代に国立博物館で、蟹を張りつけた焼き物をみて、ならべておかれている並河靖之の焼き物の美しさとともに、激しい感動をあたえられ、おいらはその場から離れることができなくなってしまったのを憶えている。その後だいぶたってから、目黒の庭園美術館で別の作品をみ、やはり激しい衝撃を受け、さらにその後、横浜美術館で香山の大大的な展示をみ、大満足を得たのだった。今回もすばらしい作品の数数で、充分すぎるほどの満足と感動を受ける。焼物の平面画から立体像が浮かびあがってくるつくりは、まるでエッシャーのだまし絵みたいだし、その表現の迫真さ! 蜂の巣からアシナガバチの体がみえていたり、ほんとすごい。これは絶対オススメ。6/22まで。 銀座松屋ではポコチン丸出しで絵本の魔術師エリックカール展を。この人については何も知らなかったのだが、「はらぺこあおむし」の人形劇はみたことある。ただの絵でなく、切絵だったのか、と感心。ここにもまた、小さい生命にたいする愛があふれている。 上野の馬肉料理屋天国で、甘くとろける味わいの馬刺しを堪能。こういうの食べると、もう居酒屋とかで馬刺しなんて注文できないな。この秋に50万ばかり臨時収入がもしあれば、もう一度食べに行きたい。 以上、黄金週間における私の崇高かつ壮絶な悪との闘いの記録の一部でございました。 |
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