聖なるブログ 闘いうどんを啜れ

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zoom RSS 聖人・小田晋

<<   作成日時 : 2013/05/22 09:21   >>

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うちにあった山田かまち幼少時代の筆跡。私の母とかまちのお母さんが友達だったのだそうです。横にお母さんの注釈が添えられています。

 さいきんは、レイハリーハウゼンと小田晋という、私が深く敬愛する人物が亡くなられ、悲しみに暮れている。
 このふたりについては何度も過去記事でふれているのだが、聖人・小田晋先生のことは、繰り返しになるかもしれないけれども、もう一度書いておこう。

 死刑制度存続をかけて、つねに悪と闘いつづけた、小田晋先生。その、崇高なご生涯は、まさに聖人と呼ぶにふさわしい。
 先生のご謙虚さは、自分以外皆先生、というべきご言動となってあらわれ、かつて朝までテレビにご出演なされたおりには、デーブスペクターを「デーブ先生」とよび、スペクターに珍奇な動物でも見るような目で見られていたほどだ。
 しかも、先生の誹謗中傷をひたすら垂れ流していた犯罪者応援雑誌(それはそれで存在意義があるのだが)『創』や『噂の真相』でさえ、口を揃えて、先生に接してみたらじつはいい人だった、と書いていたのだから、ほんとうに、理想的人間像とよぶべき素晴らしいご人格だったのだと思わずにいられない。宅八郎との対談では「映画に出てください」と宅に言われるや速攻で「嫌です」と答える男気。
 しかし、ふだんのその飄飄としたご言動、ご風貌とは打って変わって、憎むべき死刑廃止論者(犯罪者の人権にこだわるあまり被害者の人権を蔑ろにする輩)には容赦せず、テレビでは邪悪で卑劣な死刑廃止論者の代表格にして菊田早苗の親父、幸一を徹頭徹尾、完膚なきまでに論破し、粉砕した。扇動的妄言を吐きまくる菊田を諌めようと「菊田センセ〜、菊田センセ〜」と高らかに叫ぶ小田先生のお声は、まるでアルプスの草原にひびくヨーデルのごとく美しかった。中川八洋先生と力をあわせて、宮台某をも撃滅され、これ以降、宮台は急激に勢いを失った。サンデープロジェクトでは、ほぼヤクザの島田紳助とも臆せず果敢に討論なされた。
 私がナマの先生をお見かけしたのは、大学生のころ、芸能山城組のシンポジウムでと、その翌年、山手線の車内でだった。
 そのとき私は就職試験を受けるべく、有楽町に行く予定だったのだが、隣の車両から笑顔の小田先生が移ってきたのに仰天し、有楽町を乗り越し先生について東京駅までゆき、新幹線の切符売り場でなかなか切符を買うことができず他の客に横はいりされ、涙目の小田先生を心ゆくまで観察したのだった(三谷幸吉を観察したときも同じ空気を感じた)。山城祥二は前記シンポジウムで小田先生に会うといつも癒され、治療されるとのべていたが、先生から醸しだされるマイナスイオンのごとき空気は、まさに私の精神を穏やか、いや、小田やかにしたのだった。
 そういえば、小田先生は若いころ、研究室に泊まり込んでお勉強なされ、朝になるとそのまま病院で患者の治療にあたられたそうで、あるときネクタイをしたまま眠ってしまわれ、朝になって、ネクタイをしていることを忘れ、もう一本のネクタイを締めてから患者に向かわれると、その患者は目の前の医者がネクタイを二本締めているのに驚愕し、あまりの驚きに精神病が治ってしまったのだと伝えられている。
 まさに偉大・崇高とよぶにふさわしい方だった。正義に捧げたご生涯といっても過言ではなく、その人生は美しいというほかない。ウンコ人間はびこる俗界の谷間に咲いた一輪の白百合とも喩えられよう。そのあらゆるご発言を網羅した『小田晋全集』の刊行が待たれる。
 かくして、今日も正義は、小田晋先生によって守られた。





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