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<<   作成日時 : 2016/02/28 20:35   >>

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映画「X-ミッション」をみてきたよ。

犯罪容疑のかかったスポーツ集団に捜査官が潜入する物語はどっかで聞いたことあると思ったら、これ、キアヌリーブスの出た「ハートブルー」という映画の焼き直しだという。この作品は観てないが、公開当時、設定があまりにもヘン、という批評があったのを憶えている。この「X-ミッション」もそうとうミョーな映画だ。

なにがヘンて、犯行動機が理解不可能なのだ。

苛酷なエクストリームスポーツに挑み、その動画を公開していた伝説の男ユタは、友人を事故で死なせてしまったため、足を洗い、数年後、並外れた身体能力を生かし、FBI捜査官を目指して訓練を受けていた。
そんなおり、インドの米国系企業が襲われ、宝石が強奪される。犯行グループはビルの百階に侵入し、窓からパラグライダーで脱出、町にダイヤモンドをばらまいて逃走する。
さらにつぎはメキシコでやはり米国企業の現金輸送機が飛行中に襲われる。札束がばらまかれ、犯人は地上に墜落した。
死んだと思われた犯人たちは、じつは地中深くつづく洞窟内で落下傘を開き、逃亡したのだ。こうした高度な技術から、ユタは日本人の環境活動家オザキの提唱した八つの修行を思い出す。苛酷な環境での八つのエクストリームスポーツに挑戦し、自然と一体化したとき、目的は成就する。
オザキ自身は行を完遂することなく事故死したが、その衣鉢を継ぐ集団が存在し、彼らが犯罪を行っていると推測したユタは、フランスで巨大な波の発生する沖へ赴き、波乗りに挑み、そこで行をおこなう集団に接触し、潜入捜査を開始する。彼らとともに、絶壁からの滑空、急な雪山での板滑りなど、苛酷な自然のなかで行われるさまざまなエクストリームスポーツに挑むのだ。

とあらすじを紹介してみるとやっぱりそうとうにヘンだ。

彼らはオザキの思想と行動を発展させ、行の実践とあわせて、ついに環境を破壊する巨大企業への実力行使にでる。
スポーツマンがエコロジストになり、スピリチュアルな世界へ行き、過激なテロリストになり、最後はただの凶悪な強盗殺人犯になってしまう。思想があると見せかけておいてそのじつ何もない飛躍した展開に、製作者は環境保護主義者に敵意でも抱いているのではないかと疑いたくなる。ほとんど映画としては破綻してるのではないか。

唯一最大の美点は、大画面でみせる実写の肉体運動だ。重力にしたがい空中から落下し、また巨大な波と戯れ、風に身を任せ断崖のすきまを飛びぬけ、指一本で全身を支えながら岩場を攀じ登る。その動きは生理的な快楽を観る者にあたえる。物語なんてなくていいから、こうしたエクストリームスポーツの記録映画にしたほうが面白かったと思わざるをえない。

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「X-ミッション」
エクストリームスポーツというのは、人知の限りを尽くして過激に華麗に技に挑戦するスポーツ。スノボ、サーフィン、マウンテンバイク、スカイダイビングなど、普通に競技していても危険を孕むスポーツを、生命を賭けてより難易度の高いコースに挑戦して行く。そんなエクストリームスポーツ界でも屈指の実力を誇るジョニー・ユタ(ルーク・ブレイシー)が、親友の死をきっかけにこれまで生きてきた世界を捨てFBIに入局する。そこで起こった犯罪に対して、エクストリームスポーツのプロフェッショナルならではの独自の推理を展開し、潜入... ...続きを見る
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