映画「カルロス」

野田佳彦が自殺すればいいのに

 というわけで、ほんとうに日本の政治がここまで腐るとは思ってもみなかった。政治家だけでなく、官僚や財界やマスコミもふくめた、構造的腐食だ。
 前原誠司や岡田克也あたりは、小泉全盛時代には、不器用だが真面目、という印象があった。それがいまじゃ、権力欲に憑りつかれた卑劣なキチガイとしか思えない。民主党議員のほとんどが狂ってしまうという、野田政権発足から露呈してきた異常事態は、まさにオウム真理教がどのようにテロ集団へと変貌したかを想像させる、まことに興味深い事例ではないだろうか。オウム事件が面白いと騒いでた連中は、この問題こそ考察すべきじゃないかと思うけれども、なんか反応が鈍い。
 いっぽうで橋下徹とかいう人物の胡散臭さは如何ともしがたいけれども、マスコミは必死で応援している。この国は明らかに異常だ。
 そう思ってたとき、孫崎亨の好著『戦後史の正体』が出版され、ひろく読まれているというのはかすかな希望にみえる。戦後日本は亜米利加につねに牛耳られ、追従する政治家のみが優遇され、自主独立路線を歩もうとするものは謀略に嵌められ排除されてきたというのだ。
 小沢・鳩山は米国から離れようとした政治家だと孫崎はのべる。自民党時代の小沢は亜米利加べったりだったし、芸能人を選挙に出すしかできない大衆迎合主義者の典型だったから、俺は去年まで小沢が大嫌いだったが(鳩山も)、いまでは小沢主導の国民連合政権しか日本を救う道はないと考えている。小沢の独裁にならぬよう、共産党も協力することが望ましいし、渡辺喜美もTPPの旗を降ろし、維新の会と絶縁し、恩讐を超えて小沢と協力したほうがいいと思う。でないと、このまま米国の衛星になって、いいように利用されつくし、国内をボロボロに破壊されたら、日本は内戦状態になるのではないか。

 などと考えていた時期だけに、映画「カルロス」はすこぶる刺激的だった。二十年にわたって世界中でテロを実行してきた男カルロス、その軌跡を、全三部で五時間半かけて描きだす。これだけの長さを一挙に観たのだけど、まったく飽きることがない。国際情勢に関してはゴルゴ13と落合信彦からの知識しかない俺としては、どこまでが事実かわからないけれど、東欧と中東を拠点に、資金と武器を調達し、ヨーロッパ各地を恐怖に陥れてゆく怪物の姿は、ときとして英雄的にみえもするけれど、彼を支援する反資本主義国・組織の裏側がいかに薄汚く、謀略と内紛に満ちたものであるかも描いている。
 でも比較すると「バーダー・マインホフ 理想の果てに」のほうが面白かった。それは、警察や刑務所という国家の暴力をも隠さず映しだした点と、ウルリケマインホフという、決して暴力的でない人間が暴力行為に加担して、破滅してゆく悲劇への感動があったからではないだろうか。

 市民を巻き込む無差別テロは許されることではないが、『男組』の影響を受けた俺自身は断じて非暴力主義者ではないので、野田や仙石や谷垣、あるいは勝栄二郎、経団連会長や東電の歴代社長あたりは、殺してかまわないと考える。実行する度胸はありませんが。

 本日は最後までお読みくださり、ありがとうございます。
 もしお読みいただいている貴方が、悪の側に位置する人間であるならば、
 滅ぼす正義をお許しください。

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