LOVE展 アンドレアス・グルスキー展

このごろはツイッターのほうを中心にしていたけど、全世界でアカウントが凍結されまくってるらしく、あたしのも凍結されてしまったので、復旧するまでこちらで発信してゆくことにします。

 山本薩夫監督の「金環蝕」「不毛地帯」をDVDで。前半は冗長な部分もあるが、面白かった。韓国映画「ベルリンファイル」も観たいのだけど、シネコンは上映時間がコロコロ変わるうえ、子供向け映画に追いやられて夜しかやってないので、こちらもDVD観賞になりそうだ。

 森美術館のLOVE展、黄金週間からずっと、みたいみたいと思ってなかなか行けなかったけど、やっとみてきました。これは面白かった。見応えあった。
 さまざまな愛を形象化した美術作品。愛することは生きることなのだ。
 とりわけ刺激的だったのは、台湾のチャン・エンツーによる刺繍作品。ヘタウマ漫画のような白雪姫の目から、たくさんの糸が飛びだし、垂れさがり、まわりには彼女の性の妄想がとりついている。なんとも不気味。
 中国ジャン・シャオガンの描く単色で乾燥した家族も不気味。現代中国のシュール絵画は充実している。
 イランはシリン・ネシャットの映像もよい。すれちがい引き離された男女を二つの画面で対称的に映しだす。三部作の最後ということだが、他の二作品も観てみたい。
 ワッソー・X・ワッソーなる白人美術家が、インドの芸術家と共同で描いたという細密画もすばらしい。伝統のなかに西洋がまぎれこんだ風景が巧みに織り込まれているのだ。
 出光真子の映像もひさしぶりに観たけど、やっぱり面白い。この人の作品上映会はもっと企画されるべき。
 
 個人的な不満をいえば、自然への愛という主題があってほしかった。それでも、いつぞやの笑い展ほどではないにせよ、大満足。

 国立新美術館に足を伸ばして、アンドレアス・グルスキー展もみた。意外なほど混雑してたけど、これもなかなか。写真をデジタル加工して、絵みたいにみせる手法。現実の世界とは思えない幻視の光景を現出させる。タイのゴミや油の浮いた川面と、ライン川の写真がつよく印象に残る。日常の景色さえも異化される。
 考えてみれば、自然はこうしてつねに人為によって加工され、歪められているのだ。
 アメリカンポップアート展と谷文晁展もちかいうち見にゆかねば。マンモスとダイオウイカもみておきたい。

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