美輪明宏ドキュメンタリー~黒蜥蜴を探して~

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加藤浩次に怯えるまゆゆ

さて、映画「美輪明宏ドキュメンタリー 黒蜥蜴を探して」を、「黒蜥蜴」とあわせて観た(東京都写真美術館)。
昨今の記録映画はどうも生ぬるい、とこれまで何度も書いてきて、先日DVD観賞した「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」もいささか物足りない出来栄えだった。なんかもうちょっと社会背景とか作品解説とか詳しくやってくれよ、と思った。このたびの映画は仏人監督が撮ったもので、まあ美輪さんに興味ある人にとっては見て損はないのかもしれないけど、その人生と表現の魅力を描き尽くしたとはとうてい言えず、日本のテレビ局で制作したほうが充実した内容になったんじゃないか。なんか写真美で観る記録映画はいつもこの感想だ。宮崎駿や北野武に中途半端にふれるより、三島寺山との関係をもっと深く掘りさげてほしかった。

三島も寺山も、文壇では名をはせていたが、大衆的な人気は持てなかった。そこで美輪(丸山)明宏というスターを担ぎだし、演劇界に打って出た、というわけだ。作戦はまんまと成功する。
三島由紀夫という人物について、俺は長らく避けていたけれども、小説以外のところで興味を感ずる部分は多多あって、俗悪を好み、大衆的人気を得たがったあたりはそのうち調べてみたい。

深作欣二監督「黒蜥蜴」はけっこう面白かった。松岡きっこがかわいかったのも驚きだが、美輪さんが元プロレスラー東城えみに似ているのも驚きだった。舞台版も観てみたい。

かくして、今日も正義は、美輪さんによって守られた。

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