国立新美術館「イメージの力」

四月十九日、国立新美術館が無料なので、待ちに待った民族学博物館コレクション展「イメージの力」をみてきました。

画像はじめにあったのが、ニューギニアの神像つきの椅子なのですが、そのひとつが原住民の顔そっくりだったのにちょっとびっくり。
こんなぐあい。画像
かつてみたアンコールワットやマヤの浮彫も、カンボジア人やメキシコ原住民そっくりなのだから、その造形もリアリズムで表されていると思い知らされる。

つぎの部屋には、世界各国の仮面がびっしり壁に掛けられている。じつに壮観。なかでもボリビアの悪魔の仮面の造形は素晴らしい。

それから神像や神話の図画。漫画のコマ割りのように物語が展開される。砂絵や刺繍絵もあった。ロシア北方先住民の切り絵が美しい。変わったところでは、ルーマニアのガラスイコン。キリスト教図像のかわりに、労働者が描かれている。社会主義時代の産物。

アスマット族の巨大な葬送用柱は圧巻。幼少時代に国立博物館で仏像をみたときの感動がよみがえる。

異文化との混交によって造られた現代の民芸品も面白い。ガーナの棺桶は以前にみているはずだが、じつに素晴らしい。京都で発見された、蛇口のついた手桶が奇妙だった。図録にもデュシャンを思わすと書かれていた。ベトナムの空き缶で作った小物は欲しくなる。

いやあ、ほんとうに見応えのある催しだった。でも展示品が多すぎて図録に載せきれてないのが残念。半分以上掲載されてなかった。

サントリー美術館が五百円なので、「のぞいてびっくり江戸絵画」もみる。面白かったけど、子供のころ見た「遊びの博物館」の感動にはおよばない。犀の博物図が奇妙で迫力あった。

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