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zoom RSS ダンガル きっと、つよくなる

<<   作成日時 : 2018/07/12 10:53   >>

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「バーフバリ 王の凱旋」は完全版もあわせて映画館で三回観、DVDで戦闘・格闘場面を繰り返し観た。こんな面白い映画はほかになくこれを超える映画は今後十年あらわれないだろうと思っていたが、「ダンガル きっと、つよくなる」はインド映画の世界興行収入で「バーフバリ」を上まわっているという。まさか、「バーフバリ」より面白い映画なんてあるのだろうか?

と疑問を抱いていたところ、当の「ダンガル」が限定公開されていると知った。これはどうしたって観ないわけにゆくまい、と足を運ぶ。はたしてこれは世界唯一無二の作品なのだろうか?

結果は…

いや面白かった。素晴らしかった。実在のレスリング親子を題材にしたもので、日本人なら誰もがアニマル浜口と京子を思い出すだろう。モデルになった女子レスラーは吉田沙保里や伊調馨とも対戦しているらしい。

インドの国内大会を制した伝説のレスリング選手マハビルは、いつか生まれてくる息子を自分を超える選手に育て上げようと夢見ていた。けれどつぎつぎ誕生するのはどれも女の子。夢を諦めかけていたマハビルは、長女ギータと次女バビータが男子をボコボコにしたことを知り、格闘の素質を見出し、彼女らを特訓し、レスリング選手に育てようと決心する。男尊女卑の因習の残る田舎で猛特訓はつづけられ、彼女たちはときに心配され、恐れられ、蔑まれながら成長し、才能を開花させてゆく。

とこれだけならありきたりのスポーツ根性ドラマでしかないが、国内大会を制し、一流選手と認められた長女ギータが、国際大会に出場するための強化選手となり、父と離れてから、物語は大きなうねりをみせはじめる。

禁欲生活を強いられていた父の訓練とは違い、都会の合宿では外出や食事も自由が認められ、気の合う仲間もでき、新しい技術も学び、ギータは解放感を味わう(凡庸な日本映画だったら、ここで中途半端な恋愛話など入れてブチ壊してしまうところだろう)。

レスリングのコーチが邪悪な存在なのは万国共通のようだが、反発、離別、対決、挫折、葛藤を経て、父と娘は絆を取り戻し、コモンウエルズという(英連邦に属する地域の大会らしい)インドで開かれた総合国際競技大会に挑む。この映画最大のすばらしさは、レスリングの試合をたっぷりと迫力に満ちた映像で描写していることだ。ここまでレスラーの動きの美しさを再現してしまうとは轟くほかなく、最後の各国の強豪相手の三試合は目が離せない。大技小技をくりだす動きのあまりのキレに、俺はてっきり娘役の人はレスリング経験者に違いないと思っていたら、まったくの初心者だったという。宣伝文句にあったとおり、「クライマックス30分は涙が止まらない」! 最後はPRIDE GPでヒョードルと対戦した故ランデルマンを想い、さらに泣く。

「ダンガル」は「シコふんじゃった。」を忘却の彼方に追いやるスポーツ映画の金字塔だ。「バーフバリ」と「ダンガル」、まったくテイスト(「ラサ」というべきか)の違う奇蹟のような世界最高水準の作品が同時期にあらわれるとは、まさに現在がインド映画絶頂期を迎えた証拠だろう。私もレスラーになることを決意した。




ダンガル きっと、つよくなる
Rambling RECORDS
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