かんぽ詐欺

海上知明『戦略で読み解く日本合戦史』を読む。

戦争についての知識はなく、クラウビゼッツも読んだことなく、せいぜい司馬遼太郎の小説を読むぐらいなのだが、軍事本は読み始めるとけっこう面白く、もっとあれこれ読みたくなる。本書も平知盛を名将とし、源義経は評価も憚られる愚将、織田信長は革命家、護良親王は革命的戦略家、後白河法皇はサイコパスと見做されている。有名無名の合戦が取り上げられ、細かく分析される。海外の戦闘についても余談のかたちで語られており、もっと他の合戦、古代や近代に関しての知識も得たくなる。

大河ドラマの戦闘場面は迫力不足で退屈することが多いのだが、こうした蘊蓄を活用し、劇を超えた映像として再現すればよいのではないか(司馬遼太郎の余談の如くに)。

話は変わって、先日の土曜日、郵便局から電話があり、保険が満期になるので払い戻しをしたい、数日後に伺うので、通帳や身分証を用意してくれ、という。
そのときは納得して、電話を切り、証書をひっぱりだして見てみると、満期日はまだ数年先だ。
怪しい、と思って検索にかけると、郵便局の実体がでてくる。ほとんど詐欺のやり口で満期前に保険をムリヤリ解約させ、金を返すといいながらロクな説明もせずに別の保険に乗り換えさせるらしい。この問題は去年テレビ放送もされたという。民営化の弊害だろう。
で、週明けさっそく電話してきた担当局員が上司と一緒に現れた。「まだ満期前ではないか」と問いただすと、ウムとばかりに頷く。
「じつは払い戻しの方法が変わったので、早めに手続きをしてもらおうと説明にまわっているのです」
おいおい、そんなこと電話口では言ってなかったぞ。やはり信用ならない。
説明のため玄関先をお借りしたいというのだが家に入れずに追い返した。まあもしかしたらほんとにただ説明に来ただけかもしれないが、郵便局なら知り合いもいるので、見ず知らずの人間をわざわざ招きいれる必要などない。
それにしても、電話回線とかNHKの集金だけでなく、郵便局まで腐敗しているとは。水道民営化などされたら、料金値上げだけでなくこうした詐欺の手口も横行するのだろう。終末は近い。
やはり、ハルマゲドンが必要なのだ。新自由主義と闘い、これを滅ぼし、楽園を手に入れなければならない。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック