三代目小さんのレコード

金澤裕之・矢島正浩編『SP盤落語レコードがひらく近代日本語研究』という本を見つけて、読んでいた。面白い指摘がいくつかあって、興味深い。三代目柳家小さんは、近代語を最も用いていた噺家で、三代目馬楽はあまり新進の語に興味を持たないという(小野正弘論文)。けれどこれは、両者の吹込み数に圧倒的な差があることを考慮すべきだろう。馬楽「長屋の花見」…
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映画「星の子」

欲に動かされ、心に動揺をきたしてどうにもならないこの世に生まれた者は、みな心が乱れ散るのは当然のことです。譬えていうならば、人間の世界に生を受けた者にはみな目鼻があるようなものです。乱れ散る心を捨てて往生しようということはとても無理です。心が動揺していながらも、そのまま念仏申す者が往生できるのであればこそ、すばらしい仏の本願というもので…
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半沢直樹のことなど

半年ぶりに映画を見に行く。「テネット」SFを好まないので、クリストファー・ノーラン監督作品はみたことがなかった。映像感覚は面白いけど、内容はさっぱりわからない。アクション場面を逆回しにしてみたらどうか、という思いつきだけで作ってしまい、脚本の方はどうでもいいと考えたのではないか。 コンビニで実話BUNAタブーなる雑誌をみつけ、つい…
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記憶の不思議

藤原頼長のことが気になって、元木泰雄『保元・平治の乱を読みなおす』を読み、なかなか面白く、あらためて頼長に興味がわくが、今回書きたいのはそのことではない。 文中「大庭景親」という東国武士の名をみたとたん、とつじょ花沢徳衛の顔が浮かんできて、いまから四十年以上前の大河ドラマ「草燃える」で、景親を演じていたのを思い出したのだ。 念のため…
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