「フライトゲーム」と「フルスロットル」

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脳の断面

 このところあまりアクション映画がなく、映画館から足が遠のいていたけど、やっといい作品が公開された。
 まず「フライトゲーム」。これはシチエイションサスペンスミステリーパニックアクションとでもよぶべきもの。70年代映画マニアからすると、エアポートシリーズと「オリエント急行殺人事件」の合体のようで、またその後の、「エグゼクティブデシジョン」「乱気流」「フライトプラン」といった航空物の面白味をたくみに採り込んでいるのだ。

 ネタバレを避けるために内容紹介はやめとくが、観てるあいだはかなり引き込まれるのだけど、終わってから冷静に考えると、色色あまりにも無理があると思わざるを得ない。そこを考えさせるいとまなく展開させるあたりが見事なので、まあ騙されたと思って観るのがいちばん。

 ポール・ウォーカーの遺作「フルスロットル」はフランスのパルクールアクション「アルティメット」の作り直し。まずこちらを読んでください。

アルティメット
http://oudon.at.webry.info/200607/article_5.html

アルティメット2
http://oudon.at.webry.info/200909/article_4.html

 さいしょ鮮烈だったパルクールアクションも、あっというまに消費され尽くしてしまった。今作も内容はほとんどいっしょなので、新鮮味に乏しい。なぜポールウオーカーが出演したかと考えると、ちょっとワイルドスピードに設定が似てるからじゃないだろうか。主人公の妹だったローラが恋人に変更されてるのも、あんまりワイルドスピードに似すぎちゃうからだと思ったりする。
 もひとつ変更された設定があるのだが、これが効果的ではないと俺は思う。前半と後半にズレが生じてしまうのだ。
 「アルティメット」でK2を演じた巨漢俳優も撮影後ほどなく若くして死んでしまったらしいから、呪われた映画なのかもしれない。

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