川瀬巴水

むかし「トンカラリン大計画」という奇怪な漫画が雑誌に掲載されていたけれど、作者名(佐藤ナントカだったと思う)も掲載誌も忘れてしまった。検索しても出てこない。誰か知ってる人いたら教えてください。

 今年もあとわずかなので、すこしでも多くの芸術に親しみたい。そうおもい、大田区立郷土博物館の特別展「川瀬巴水―生誕130年記念」をみる。
 川瀬巴水を知ったのはそれほど古いことではない。いつだったか忘れたが、江戸東京博物館で観光展が開かれたときにみた。その美しい叙情をたたえた版画はすばらしかった。そのあとニューオータニ美術館でもみた。
 大田区の郷土博物館で展覧会が開かれてることは知ってはいたが、行きづらいとこなので敬遠していたのだ。けど先週の日曜美術館をみ、やはりその絵の美しさに惹かれ、これはやはりみておかなければなるまいとおもい、足を運んだ。入場無料なので展示物もそう多くないとかってに決めつけていたけれど、かなりの作品数。それが前・中・後と三期にわかれて展示されるとは驚きだ。
 描かれる澄んだ大気は印象派をうわまわる美しさ。広重をも超えている。ここにあらわされている景色こそ、美しい国・日本だ。同じ絵でも、色合いを変えて刷られるとまったくちがった視覚をあたえられる。
 全展示物を総天然色で掲載した図録も2000円で販売されており、これはお買い得。大田区はすてきな仕事をした。

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