テーマ:演劇

演劇の現状は? 其の壱

 NHKは衛星第二とハイビジョンを一つのチャンネルにするとの新聞記事がでていた。見出しに、演劇は廃止、とある。衛星深夜の舞台中継だけでなく、教育テレビの芸術劇場も打ち切りらしい。  「芸術劇場」つったらもう30年ちかくやってる番組だ。その前身は総合テレビの「夜の指定席」だろう。よく落語を聴いていたもんだ。記事によればNHKでは国内…
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サイバー∴サイコロジック「大戦死遊園」

 だが神が花であり 木々であり  山 太陽 月の光であるのなら  どうして それを神と呼ぶ必要があるだろう  ――フェルナンド・ペソア  サイバー∴サイコロジック 義眼の公演「大戦死遊園」(下北沢OFFOFFシアター)をポコチン丸出しでみる。ナンセンスミステリ劇という。  舞台は理数専門予備校の談話室。なのに、部屋の中…
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人形ミュージカル「アベニューQ」

水嶋ヒロとやらの小説の裏話をきくと、いまなにかと話題の大澤信亮『神的批評』も福田製麺所と康芳夫が画策したのではないかと勘繰りたくなる(やっかみです)。  そういうわけで、しばらくDVDで「ジャイアントロボ」をみまくっていたのだ。幼少時代の私はロボとともにあった。ウルトラマンや仮面ライダーにも熱中したが、やはりロボがもっとも印象深い…
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演劇地獄ー―フェスティバル/トーキョー10

最近は朝の連続テレビ小説「てっぱん」をたのしみに観ているのだが、イタリアの小説、『心のおもむくままに』(スザンナタマーロ著)はそれと似た、若くして娘に死なれ、父親のわからない孫娘を育ててきた老婆を描いたうつくしい作品で、もしかしたらこれを元に脚本は書かれたのではないだろうか。  今月はフェステバルトーキョーとやらがあって、五演目セ…
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クリストフ・シュリンゲンジーフ「外国人よ、出ていけ!」

太田光の小説が話題のようだ。むかしビートたけしが小説を発表したとき、中上健次が直木賞最有力候補と持ち上げていたけれど、たけしがじぶんで書いたものではなかったらしい。 日経の交遊抄というコラムをのぞいたら、奇術師の藤山新太郎がたけしについて書いていた。もう三十五年来のつきあいだという。 藤山新太郎の手妻は横浜にぎわい座で二回見た。…
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エクスペンダブルズ

 いよいよ本格的芸術小説「子泣き爺VSオンブズマン」に取り掛からねばなるまい。  ひさかたぶりにお芝居。民藝「どろんどろん―裏版「四谷怪談」―」(作:小幡欣治 演出:丹野郁弓)をポコチン丸出しで観賞。  鶴屋南北が登場する劇ときいたからには、見ないわけにゆくまい。「東海道四谷怪談」の製作をめぐる、大道具師・長谷川勘兵衛一家の奮闘…
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三田文学 夏季号を読む

『三田文学』最新号、水牛健太郎氏の文芸時評に俺の文章が取り上げられていたので買ってきて読んだ。福田武智論争の主題が決して古びないことを指摘している。そう、これは物部氏蘇我氏の争いにもつうじているし、現在では非西洋諸国全体の問題でもある。そこんところを、派閥意識丸出しのマヌケな劇評家どもは解さず、いまだに日本特殊論を言い立てているわけだ。…
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DART'S「イン・ザ・プレイルーム」

DART’S「インザプレイルーム」を観てきたよ(ギャラリールデコ4)。これはかなり見応えある舞台でした。(注:ネタバレしてます)  狭い場内。客席は舞台を取り囲むかたちで設置されている。去年のサルメ公演とまったく同じ。  おはなしは―― 人気小説家、桐野範容の描く超絶サイコサスペンス『ザ・プレイヤー』シリーズの最新刊が発売…
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デス電所「丸ノ子ちゃんと電ノ子さん」

 外国タパコ値上げは断念されたようで一安心。巷にはびこる禁煙ファシストにこそ、健康押売税を導入すべきだろう。  「シャッターアイランド」は空疎で陳腐な映画。あんなオチに驚愕するヤツなんてきょうびいないわ!  土屋隆夫の短編集『沈黙の罠』を読んでたら、「穴の設計書」という作品がおもいっきり松本清張「捜査圏外の条件」のパクリだっ…
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東京サンシャインボーイズ「ショウ・マスト・ゴー・オン」

 ここんとこしばらくてんやわんやの毎日だったけれど、気になっていた事柄のひとつがいい結果に終わり、やっと本格的な悪徳商法との闘いにのりだせるめどがついた。  さてのびのびになっていたけれど、先月テレビ放送された東京サンシャインボーイズの超傑作「ショウ・マスト・ゴー・オン」について書かねばなるまい。1994年に上演されたもので、俺は…
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演劇の日日

今日も、猿面豚!  たまには演劇の話題も。  今月は東京民俗芸能大会で徳丸の田遊びや王子の田楽などを見る。田遊びは学生時代、石井達朗先生の著書で知り、現地まで見学に行ったこともある。やっぱ端折った公演よか、ナマでみたほうがおもしろい。あとレバノンの舞踊家Amaniの公演。小劇場系は、オメオリケイジの新作など見たかったが、時間がな…
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OM2とアラブ演劇

しばらく記事更新してないのは、ひとえにメンド臭かったからです。 そろそろ次回作の構想も練らなければならないのだが、いい案が思い浮かばない。 先週は、国際民俗芸能フェスティバルでエストニアの結婚式風景など観たり、日暮里シアターアーツフェスティバルでOM2(黄色舞技団)「作品No.7」を観たり、アリスフェスティバルでイラクとチュ…
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ロワイヤル・ド・リュクス「巨人の神話」

 いまごろになってやっと初芝居、麻生文化センターで山本東次郎一門の狂言を観たよ(1/24)。今年はこんなペースで観てゆきたいと思ってます。  毎年一月に新百合ヶ丘で山本家の狂言を催すハゲマス会は、以前はよく観にいっていたのだが、ながらく御無沙汰だった。ひさしぶりに観る気になったのは、なんといっても三十人がかりの大曲「唐相撲」を上演…
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中川右介『団十郎と歌右衛門』

 双葉十三郎死去。九十九歳。俺も少年時代に『スクリーン』の採点評を読んでいて、いまおもいかえせば、かなり自分の好みにあった批評だった。いまの江戸木純や秋本鉄次より的確だろう。  小林信彦はかつて、映画批評をダメにしたのはおすぎとピーコと小森和子だと書いていたが、おすぎが褒めているから映画館に足を運ぶ観客なんて皆無だろう。そういう意…
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ドナウの夢のおもちゃ箱

ベーシックインカム論者があほらしく思えるのは、悪や金持ちもいっしょくたにしてしまう愚劣な平等思想に犯されているからだろう。そこには正義も人間洞察も抜け落ちているのだ。そんなオタクや犯罪者に連載させてる週刊朝日ってのは、アサヒ芸能以下だな。 もうこうなったら日本の赤字空港はみんな世界各国に貸出し、空軍基地にしてしまうほかないのではな…
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毛皮族「社会派すけべい」

YouTubeで岩崎良美「愛してモナムール」を泣きながら聴く。加藤和彦の曲だった。「オペラ座を曲がれば」という文句を、当時少年だったおいらは聞き取れず、「オケラカモ マタレバ」という謎の呪文だと思っていたのだ。  ひさしぶりに毛皮族、「社会派すけべい」を観る(下北沢駅前劇場)。これはモノホンの芸術というべき大傑作だった。  《た…
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前進座「法然と親鸞」

 青山劇場で、法然を中村梅之助、親鸞を嵐圭史が演ずる、前進座「法然と親鸞」を観たよ。  ま、しょうじきいってしまうと、退屈ではなかったかわりに面白くもない、という感じ。劇の展開に欠けているのだ。二十代の法然を若手の中嶋宏幸が演じていて、四十代からは梅之助で、真の教えに目覚め、旧仏教の僧侶たちと宗論を行なうのだが、経典名など仏教語が…
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サルメ “7”~白雪姫と7人のこいびと~

 週末はサルメのトーキョーお座敷レビュー「“7”~白雪姫と7人のこいびと~」(ギャラリー・ルデコ)を観たよ。  サルメ  http://oudon.at.webry.info/200905/article_1.html  特別編と銘打たれた今回の演し物は、「観劇ではない!感劇だ!」という謳い文句で、各回限定50席のみ。申込者に…
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「CHICAGO」「徹底的に手足」

仲良しのネコとウサギ  2ヶ月にわたって書きつづけてきた(準備期間もいれると6ヶ月)原稿がやっと終わった。ゆっくり羽をのばしたく思うが、あいにく羽なんざ生えてないので、かわりにポコチンをのばすことにする。  というわけで、ブロードウエイミウジカル「CHICAGO」を(赤坂ACTシアター)。これ、リチャードギアの出た映画はたい…
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仏団観音びらき「レ・ミゼラブルーシート」

 お気に入り劇団、仏団観音びらきの第8回公演「レ・ミゼラブルーシート」をポコチン丸出しで観(於:タイニイアリス)、真の超芸術に親しむ快楽をおもうぞんぶん味わった。  劇場に入ると、幕開け前に浮浪者たちがカラオケを楽しんでいる。段差のない舞台には、客席との仕切りに虎の子のテープが張ってあり、そこが危険地帯であることをうかがわせ、口パ…
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ゲイル・ラジョーイ「スノーフレーク」

 先月はとりこみもあって、芝居を一本も観なかった。今月はいろいろ予定も入っているのだが、ほんとうにいい舞台はどのくらいあるだろうか。  と、いうわけで、ゲイルラジョーイが演じる無言劇「スノーフレーク」を観る(大田区民プラザ)。じつはこれ、九年前に一度観て大感動したもので、また観たいと願いつづけてきたのだ。劇団サダリとおなじく、風の…
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劇団サダリ「時計が止まったある日」

 横浜の中田市長は桑田真澄に似てるとつねづね思っていたのだけど、ああゆう顔の人間って、平気で嘘をつくのかな?  どの政党も、国民生活を破綻させた役人どもを人民裁判にかけ処刑するとの公約を掲げないのはいかがなものか。われわれ血に飢えた大衆が欲するのはただひとつ、私腹を肥やす官僚の死体だけだ。  仔ウサギのミミタン(男性)です。…
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ヤンファーブル「寛容のオルギア」

 もし西尾幹二が憂国の情に駆られて革命を起こしたら、あたらしい世の中は西尾維新とよばれるのだろうか?  ヤンファーブル構成・演出・振付・舞台美術「寛容のオルギア」(彩の国さいたま芸術劇場 大ホール)を観る。彩の国には、出来たてのころはしょっちゅう映画会などに行った。ウイーンアクション派の映像などふくめたオーストリアの実験映画には轟…
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売込隊ビーム「星が降り、夜が来て」

もにゃもにゃ歌人のブログ復活しましたね 祝!(写真は昔懐かしいお子様せんべい)  ついに疫病の到来だ。マスゾエなんか更迭して西尾幹二先生を厚生労働大臣にして完全鎖国を実施していれば被害は防げたものを。治療法はあるのか? たしか「太陽にほえろ」でコレラ菌を注射されたゴリさんは家に火をつけて治していたな(^^)。  二年ぶり、売…
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TAGTAS FORUMへ

スッポン犬  さて、やっと思考力が回復してきたので、すこし演劇について根源的に勉強しようと、「TAGTAS FORUM 条件なき大学」の講座に足を運ぶ。  TAGTASとはトランス・アヴァンギャルド・シアター・アソシエーションのことで、前衛舞台芸術連合と訳すようだ。「演出家、振付家、舞踊家、俳優、舞台制作者など舞台上演に関わるも…
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悪い芝居と飲尿ミュージカル

タスポも作れないバカは給付金も受け取るな!  ブルガリア映画「レディースタイム」は、生活と欲求不満に追われた女達が裸踊りに挑戦するという、女版フルモンティだったけれども、一番若そうな娘を除いてあとみんなババアだったので、よくこんな映画作るな、とブルガリアのおおらかさに呆れつつ感心。中学生が煙草のんでたりするし。日本なら禁煙ファシス…
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サルメのトーキョーお座敷レビュー

 連休中はあちらこちらでいいお芝居をいくつか観ました。もちろんダメなものも観ました。それらについて、日々ぷにゅぷにゅと書いて(滅ぼして)ゆきます。  まずレビューカンパニーサルメの「今昔御座敷奇譚~マジカル・ヒストリー・ツアー!!」(築地本願寺ブディストホール)。  サルメについてはここ読んで(プロモビデオは必見)。  htt…
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機械仕掛けの見世物 ラ・マシン

 春心 花と共に発(ひら)くを争うこと莫かれ  一寸の相思 一寸の灰 ――李商隠  (写真は愛をはぐくむ我が家の金魚たち)  横浜赤レンガでフランスの芸術集団ラマシンによる巨大蜘蛛ロボットのスペクタクルを見る。  先月は六本木ヒルズでヤノベケンジの火を吹く機械彫刻ジャイアント・トらやんのぱほーまんすがあったのだが、見逃し…
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国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア

 お宝画像  爆笑する西尾幹二先生(1991年頃の朝まで生テレビから)  新聞のテレビ欄をみてたら、「政治と演劇」をテーマにしたケーブルテレビの番組が紹介されていて、出演者には、寺脇研なんかといっしょに、高井美穂の名前があった。  この人いま民主党の国会議員だが、むかしおいらが出演した劇団で制作を担当していた。山の手事情社を見…
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独道中五十三駅

 ある広さの土地に囲いを作って、これはわたしのものだと宣言することを思いつき、それを信じてしまうほど素朴な人々をみいだした最初の人こそ、市民社会を創設した人なのである。そのときに、杭を引き抜き、溝を埋め、同胞たちに「この詐欺師の言うことに耳を貸すな。果実はみんなのものだし、土地は誰のものでもない。それを忘れたら、お前たちの身の破滅だ」と…
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